産業用潤滑剤 Introduction of 産業用潤滑剤 産業用潤滑剤は、湿気、荷重、高速、高温などの過酷な条件下において、機械や加工物を保護するために設計されています。当社では、軸受や開放型・密閉型ギヤボックスの厳しい要件に対応した多様な潤滑剤を取り揃えており、食品グレードや高負荷用途向けに設計された製品もご用意しています。発電・動力伝達、駆動力の低減・伝達、空気の冷却・圧縮、CNC加工など、あらゆる生産分野において、産業用潤滑剤は性能を左右する重要な役割を担っています。 多くの現場では、安全性の確保や機械の正常な稼働を実現するために、専用の潤滑剤が必要となる点にご留意ください。Eagle Brandの産業用潤滑剤は、機器の性能を最適化し、オイル交換の間隔を延ばすとともに、特定の潤滑ポイントにおけるエネルギー消費の削減にも貢献します。さらに、エコラベル認証を取得した生分解性潤滑剤は、貴社のESG持続可能性への取り組みをサポートします。 Introduction of グリース 潤滑油と潤滑グリースの主な違いは、グリースに石けん(増ちょう剤)が含まれている点にあります。グリースは、機械的安定性に優れ、高い滴点、高荷重耐性、摩耗の低減、そして優れた耐水性・防錆性を備えています。 潤滑グリースの利点: 複雑なシール部品やオイル循環システムが不要なため、軸受や装置全体の構造を簡素化でき、より小型で効率的な設計が可能です。 効果が長持ちし、補充の頻度が少なくて済むため、特にメンテナンスが困難な摩擦部品に最適です。 優れた付着性とシール性があり、水や粉塵の侵入を防ぎます。 金属表面をより効果的に保護し、潤滑油に比べて使用可能な温度範囲も広いという特長があります。 潤滑グリースの考えられる欠点: グリースは半流動性のため、常温では流動性が低くなりやすく、部品の交換時に取り除きにくくなります。軸受の清掃には部分的または完全な分解が必要になることもあります。 グリース内に混入した水分や粉塵、異物は除去しにくい傾向があります。 抵抗が大きくなることで、放熱性や冷却性能が劣る場合があります。 グリースとオイルのどちらが適しているかは、装置の状態や潤滑ポイントの特性によって異なります。 Benefits 潤滑剤を使用する目的 摩耗の低減 オイルやグリースは、動いている表面の間に保護潤滑膜を形成することで、金属同士の直接接触を防ぎ、摩耗を低減します。 部品の保護(防錆・酸化防止) 潤滑剤は、添加剤の働きや金属表面に保護膜を形成することで、酸化や腐食から部品を守ります。 摩擦の最小化 グリースで表面を潤滑することで摩擦が低下し、それに伴い発熱も抑えられます。過度な熱は摩耗や材料の劣化を加速させる原因となります。 転がり接触疲労の抑制 転がり接触疲労(RCF)は、軸受、ギヤ、カムフォロワーなどの転動要素に繰り返し加わるサイクル応力により発生する、表面および内部の損傷の一種です。潤滑剤は、このRCFの発生を抑制する役割を果たします。